IRAについて
IRAはアイルランドの長年の抵抗の末に生み出されました。イングランドの支配に対して800年の間に幾度も立ち上がっては押しつぶされ、最後に生まれでてきたのがIRAでした。どうしても生まれざるを得ない状況に追いやられたのです。なにも望んでテロを行う民衆などどこにもいません。最初から平和は北アイルランドには無く、IRAが平和を取りつぶしたなどと思うのは勝手な解釈にすぎません。北アイルランド問題を主導する力はイギリスにあって、IRAにできるのはそこに圧力をかけることだけなのです。それこそ、血を流すことも厭わないあらゆる力を使って。
望まれずに生まれたというIRAはいわば忌み子であって、存在しないに優る回答はあり得ないのです。北アイルランドの首都ベルファストのカソリック系市民がなぜ普通の政治手段が使えなかったのかを知れば、自ずとIRAの存在意義について判らざるをえないでしょう。それは、和樹がちゃん様の暴走を止めるために行わなければならなかった売り上げ部数競争に近いものがあります(※1)。ちゃん様はすべてを失って考え方を修正できました。しかし、ここでちゃん様にあたる北アイルランドのプロテスタント系住人は100万人ほどもいます。彼らを一度に説得できるようなイベントなどあり得ないのです。
※1:葉鍵板住人には今更説明はいらないだろうけど、「こみっくパーティ」の詠美シナリオの話です。ネタバレすいません。