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■■■IRAが民間人に謝罪■■■
2002年7月18日

ロイター通信他によると、IRAがこれまで殺傷してきた民間人に謝罪しました。
謝罪の全文は以下の通りです。

>7月21日の日曜日は、9人が殺され、多数の人々が負傷した結果となったダブリンにおける
>IRAの作戦から30年目にあたる。非戦闘員を負傷させたり、死亡させたのは私たちの意
>図ではなかったが、現実としては、この事件や他の多くの事象において、これが私たちの
>行動の結果だった。
>
>従って、この悲劇的なイベントの記念日に、私たちによって起こされた非戦闘員の死と傷
>害のすべてについて演説するのはふさわしい。
>
>私たちは、彼らの家族に誠実な謝罪と弔辞を申しあげる。
>
>いたるところで戦闘員に死者が出た。同様に私たちは、彼らの親類の方々の深い悲しみと
>痛みに感謝する。
>
>共同の障害や失敗を否定してみても、あるいは傷ついた人々の苦しみに精神と心を閉じて
>みても、未来は見出されないだろう。それは、対立してきた戦闘員と非戦闘員の犠牲者を
>含む。
>
>それは、他の人々よりも、多かれ少なかれ価値があるとみなされる犠牲者を積み上げるこ
>とでは達成されないだろう。
>
>対立解決のプロセスは、深い悲しみと他のものの損失の平等な承認を必要とする。この記
>念日に、私たちは、私たちが傷つけた人々にこの責任を果たそうと努力している。
>
>IRAはアイルランドの自由と正義と平和の追求に忠実である。私たちは、和平プロセス
>が引き起こす挑戦と困難を対処するにあたり、それにまったく忠実なままでいるだろう。
>これには過去の失敗と、私たちが他の人々に起こした傷と苦痛を受け入れることを含む。
>
>署名:P・オニール アイルランド共和国軍広報局 ダブリン

関連リンク

IRA、闘争による民間の犠牲者遺族に謝罪 (ロイター)

IRAが初めて謝罪=紛争犠牲者の遺族に−北アイルランド (時事通信)

コメント

IRAは都市型ゲリラです。
これを続けるためにはかなりの数の市民によって支持されてないと、
密告ですぐにとっつかまります。
資金もなくなってしまいます。
(リビアや旧ソ連からの資金援助は大したレベルには行われていません)

去年10月のアメリカテロ以来、テロという言葉に悪いイメージが付いてきたわけで、
市民の支持がないとあっというまに弱体化するIRAは、イメージの改善をするべく努力してるわけです。
それが、一昨年の武装解除宣言だったり、今回の謝罪だったりするわけです。

これからはベルファストの市長に、IRA系の政党シンフェインから人が出てきたから、
言論で戦っていく戦略を組むのかもしれません。
もともとIRAは、アイルランド国民の幸せのために作られた組織なわけで、
これでやっと本来の路線に戻ったという印象です。

北アイルランド及びアメリカ合衆国では、IRAの誠実さに疑問が持たれています。
これは武装解除になかなか応じないことや、過去の停戦宣言の破棄などからの不信感でしょう。
では、プロテスタント系のテロ組織は武装解除を行いましたか?
先日も、オレンジパレードで、カトリック区域に侵入しようとするプロテスタント系住人がいて、
警官と乱闘になり、負傷者を出しました。
いつまた襲われるか判らない状態で武装解除などできません。
停戦宣言にしても、プロテスタント側は和平プロセスに関して何か譲歩しましたか?
IRAだけを責めるのは筋違いです。

 

 

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