『さよならを教えて』
このページにはこのエロゲーに関するネタバレがあります。
未プレイものは読まないようにしましょう。
2003.8.22
いろいろ感想を書こうとプレイ直後は思っていたんだが、どうも細かいところが思い出せない。
巣鴨睦月のシナリオだけやって放置中だし。
とりあえず、ざっと思いつく印象だけを記す。
「ロマンティックな狂気は存在するか」という本を参照するに、これはロマンティックな狂気だ。
つまり、精神的には健常者であるものが書いたお話なのであって、本質的なところで狂気を描こうと
したのではない。ここで楽しむべきなのは狂気にまつわる想像力の戯れなのだ。
あるいは、いろんなプレイヤーへの問いかけとして現れるヒロインたちのセリフの謎を解いたっていい。
第一印象で驚きはするものの、これはわりと普通のエロゲに近い、と思う。
エロゲは、フランス映画のように恋人との関係性を執拗に描いたりすることはあんまりない。
ヒロインがどうやって主人公=プレイヤーとくっつくかが焦点とされ、
それは結局のところ主人公一人の物語であるにすぎない。
あるいは、そういう構造の秘密をなんとなく垣間見せようとしているあたりを楽しむのか。
このエロゲは優れているのか。
この質問にはいろいろ答えにくいところだが、評価軸をちょっとずらすだけで、
かなり上位にくるだろう、とだけ言っておくべきか。
続きは三年以内ぐらいにはなんとか。