『白詰草話』
このページにはこのエロゲーに関するネタバレがあります。
未プレイものは読まないようにしましょう。
2002.9.2
レイアウトに最初は戸惑ったものの、すぐに慣れた。
問題はシナリオ。
はっきり言ってイマイチ。
ほとんどのエロゲでは、シナリオの主人公は攻略対象のヒロインなわけだけども、
「白詰草話」では、OHPにキャラ紹介すらないジジイと軍隊のオッサンが主人公。
本来の主人公であるはずの津名川と攻略ヒロインの意味なし。
それを誤魔化すように慣れ流されるエロシーン。
あのね、エロゲにおけるセックスってのは、和解とか理解とか同情とか、
ちゃんと意味づけできてないと、唐突すぎて感情移入できないんですけども。
あと、羞恥心のないヨウジョとのプレイは、一度だけでお腹一杯ですがなにか?
テーマ的なものはあの古本屋のオヤジが担っているわけだけども、これも無意味な印象。
目的を持たない人生もいいんじゃないの=ひとそれぞれ。
人生負けてもOK。負けを楽しもう=最初から負けている人間はどうしましょう?
相対化もすぎると、内容がないんですけども。
そして、人間は不平等もすぎるぐらいの生まれの違いがあるわけなんですが。
アウトサイダーとアウトカーストの違いを理解してよ。
あの軍隊のオッサンは負け組で、ほんとどうしようもなかったわけで。
それをいい加減な哲学で言い負かして気分いいですね。
物語の謎の核が、「オリジン」なわけだけど、津名川がそれに関わりが少なすぎ。
動的な言及ってほとんどないじゃん。
津名川自身も生まれの謎であるオリジンについて悩むよりは、遺伝子工学で作った
自分の娘たちで手が一杯の様子。
品藤の思いもけっきょく感情移入する前に本人が死んでしまって、なんかどうしようもないし。
荒山だって、自分の正義についてちゃんと語る前に品藤の後追い自殺。
ジジイだけは、自分のやった後始末を終えて幸せ一杯で死んでいってハッピーエンド。
軍隊のオッサンは、動機付けのためだけの変なトラウマ付けられて可哀想だ。
三人娘はそれぞれに魅力的なわけだけど、私は基本的にCG以外萌えない。
物語にほとんど関わりのないヒロインなんて無意味だ。
これなら、品藤と高宮をヒロインに据えた方がいい結果を生んだと思うね。
とりあえず、CGだけ満足した。